健康コラム
歪みをコントロール(その1)2017-11-20
前回号では歪みについて書きました。
要約しますと
骨が歪むのではなく、骨と骨の間の関節の動きが硬くなることで、歪んだ動きに見え、それが凝り・関節痛・神経痛になります
病院で診断される変形性股関節症や膝関節症も骨が変形するわけではなく、骨と骨の間の軟骨がすり減ることで不均等に見えることで
変形性と名前がつくだけです
そして歪みは生まれてから今までの身体の扱い方(姿勢)が主な原因です
でも歪みは脂肪と同じでゼロにすることは出来ません
それは脳の発達により二足歩行が可能となり、常にバランスを取っているため、不安定だからです
歪みが強いと負担となり自覚症状に発展しますので、自覚症状にならない状態で上手にコントロールする必要があるわけです
ここまでが前回の内容でした
そこで今回は歪みをどうコントロールするかについて書きたいと思います!
と言っても答えは数行で終わってしまうと思うので(笑)
歪みをコントロールする必要性を知る意味が大切なのでそこをまず書かせて頂きますね
歪みって見た目を気にする人もいますね。
猫背やO脚など
猫背やO脚も肩こりや腰痛・五十肩・膝痛や股関節痛を感じる元です
よく皆さんから
何も症状がない人って歪みがないんですか?と質問を受けます
実際アセルには何かしらの症状があってお越しになる方がほとんどですから、何も症状のない人の身体の状態をみることはほぼないんですね
ただ例を挙げると、私の父は肩こりや腰痛など慢性症状はありません。
今まで一度もないというわけではなく何か無理した時にごくたまに痛みが出るくらいのようで、基本何もないという分類だと思います
で、
歪みがないかというと、しっかりあります(笑)
肩の高さも違うし脚の長さも違うしガニ股で歩いている姿もバランスが悪いです
おそらくこれは予想になってしまうのですが、何も症状を感じていない人でも現代のライフスタイルを考えると大小あるでしょうが、歪んでいる人は多いはずです。
ただ自覚症状がないだけです
とすると
歪んでいるから必ず症状が出るわけではないんだ!と思いますよね?
実は自覚症状に至るシンプルな考えは足し算です
自覚症状ってその人の限界を超えた時に、発する身体からの声(合図)なんです
歪みが強くても限界を超えなければ、自覚しないと思っています
ただ症状は軽い段階から自覚し始め、放置していると悪化した状態で現れるのが通常パターンですが
何も感じないという人こそ、軽い症状を飛ばして(感じずに)、一気にドカンッと悪化した強い状態で感じるパターンもありますので
感覚が敏感か鈍感かの違いはあるのだと思います
基本は
疲労や天気やストレスなどと歪みの足し算で限界ラインを超えた時に自覚症状として現れます
なので歪みが強くても疲労を溜め込まず、悪いストレスのない人や運動など身体を動かしている人は何も感じないでしょう。
でも健康かといったら違うと思います
自覚症状は身体からの限界という合図だからとても大切な感覚ですが、自覚症状をあてにしすぎるのは危険だと思います
なぜ危険かと言いますと
行き当たりばったりになり、自覚症状があった時だけ対処し、症状がなくなったら何もしないとなると、その場しのぎですから、いずれその場もしのげなくなるからですね
まだまだ長い文章になりますので
次回号で続きを掲載しますので是非お読み下さいね!