健康コラム
遺伝子組み換え食品の恐怖!2017-10-02
前回お伝えした遺伝子組み換え食品の続きです。
知れば知るほど恐ろしく感じる
遺伝子組み換え
日本では8種類の
遺伝子組み換え作物の流通・販売が認められています。
(大豆・ジャガイモ・ナタネ・とうもろこし(食用ではない)
わた・てんさい・アルファルファ・パパイヤ)
どんな食べ物の原料になっているかというと
清涼飲料水・油・しょうゆ・マヨネーズ
あめ・アイスクリーム・カップ麺・ドレッシング
ポテトチップス・ゼリー・ジャム・マーガリンなど
まだまだたくさんあります。
日本ではJAS法と食品衛生法によって
遺伝子組み換え食品としての表示が義務づけられているが
現行の表示制度では
表示する義務のない原料がたくさんあります。
「遺伝子組み換えでない」という表示は度々見かけますが
「遺伝子組み換え」という表示は殆ど見かけません。
それは、以下のような節穴があるからです
1、 原材料欄に記載されている原料の
3番目までに遺伝子組み換え原料が使われていなければ
表示義務が無い。
原材料は含有率が多いものから記載するので
4番目以降のものに遺伝子組み換え原料を使っても
遺伝子組み換えだと表示を入れなくてもいいことになる。
2、 少なくとも原材料の重量に占める割合が
5%以上である場合のみ表示
つまり5%以下なら表示しなくても良い。
つまり4番目以降は
遺伝子組換え関連の表示をする必要がなく
また、3番目までであっても、5% 以下であれば
表示の義務はない
例えば
原材料欄の3番目までは
「砂糖、小麦粉、植物油脂」。
植物油脂が何に由来かわからないが
これがトウモロコシや菜種や大豆であっても
油にはDNAやタンパク質が含まれていないので
組換えか非組換えか検査できない。
よって表示義務はない。
「でんぷん、異性化糖、乳化剤」などで
大豆やトウモロコシが使われている可能性があるが
これも表示義務がない。
3、不分別
「不分別」とは
遺伝子組み換え作物と遺伝子組み換えでない作物を
分別しない管理方法。
大豆などは「不分別」の場合
かなりの割合で遺伝子組み換えであることが推測される。
現在
遺伝子組み換え作物を管理する方法として
「IPハンドリング」という方法がある。
この「IPハンドリングのある作物」は
遺伝子組み換えはないと証明できる。
日本の場合
不分別の商品が多いにも関わらず
不分別と表示されたものは少ない
4、 混入も5%までならOK
また日本の場合
分別された原料の場合でも
遺伝子組み換え原料の混入率が5%までは
表示対象から外され
遺伝子組み換え原料の混入があっても
「遺伝子組み換えでない」と表示することが許されている。
5、加工過程で分解されるとして、表示対象外
表示されるのは原料中に
遺伝子組み換えによるタンパク質や
DNAが検出できる場合のみで
醤油や植物油などは、ダイズ、トウモロコシ、ナタネなどの
遺伝子組み換え作物が原材料に使われていても
タンパク質やDNAが加工過程で分解されるとして
表示対象外とされている。
日本では
遺伝子組み換えのラベル表示が企業側に甘く
日本の行政機構全体の傾向であるようですが、
企業の利益を最重視し
生活者の健康は常に後回しにされているとのこと。
消費者の立場に立ったEUの規制
1、 EUでは全ての原料が表示義務対象となる。
日本では上記したように
「含有量の多い3番目まで、または5%以上」
などという抜け道があるが
EUでは遺伝子組み換えがされた成分に関しては全て表示する。
2、しょう油や食用油など
DNAやタンパク質の検出しにくいものの表示についても
表示対象としている。
今回様々な所から情報を集め
スーパーでたくさんの商品表示を見て
私自身がとても勉強になりました。
ここでは書ききれない内容や
現状を知った今、怒りの感情のまま表現してしまいそうなので
おすすめのDVDと書籍をご紹介しますので
是非見て頂くことを強くおすすめします。
食の現実を知り
皆さんの今後の人生にお役立て頂きたいと思います
この一冊目はかなり突っ込んだ内容の本です
「モンスター食品が世界を食いつくす」
二冊目の「遺伝子組み換え食品の真実」は
実体の詳細が載ってます
次の2つのDVDは映画化され
食べ物(特にお肉)が
私達の口に運ばれるまでの原点を知ることが出来ます。
「フードインク」・「キングコーン」
アマゾンで購入できますが
アセルでも貸し出そうかと思っています
これからは本当に選ばなくてはいけない時代だと
痛感しています。