健康コラム
患者には使うけど歯医者は使わない歯の治療2017-10-27
この2冊の本ですが
歯の目的や身体への影響など知っていた方がいい情報満載です
虫歯は歯磨きをしっかりすれば
予防出来ると思っていましたが、この本によると歯磨きだけでは虫歯を予防出来ないということを書いています
元々歯には虫歯になる菌があって
甘い食べ物などの糖を原料に酸をつくり歯の表面を溶かすことで虫歯となるそうです
虫歯になってしまったら
歯医者さんに行って治療を受ければ治りますね
なので虫歯になることは特別重症だとは思わないかもしれません
でもですね
私の身内に実際に起こった経験で歯の恐さを思い知らされました
その身内は色んな病気が重なって心臓の手術をしたのですが、十時間以上の大手術で無事に菌も取り除かれ退院しました。
しかし退院して数日後には体調が悪くなり、再び病院に戻ることになりました。
そして詳しく調べた結果
手術で成功したはずの心臓に菌があることがわかりました。
どうやら歯の菌が影響した可能性が高いとのことで、それが致命傷となりました
稀なケースだと思いますが
この時に歯の大切さを痛感しました
次にご紹介したいのは
栃木県鹿沼市の歯科医院で予防歯科を推奨している加藤大明先生からのお話しをシェアします
ナント
院名がチョコレート歯科医院だそうです(笑)
ところで皆さん
歯医者さんへは最近いつ行かれましたか?
治療が終わったら
何か歯にトラブルが起きない限り、ほとんどの方が歯医者さんとは疎遠な関係になるのではないでしょうか?
そういう私も治療が終わったら
定期的なクリーニングが大切だと知りつつ、気づけばもう3~4年は歯医者さんに行っていませんね。。。
厚労省でも80・20(ハチまるニイまる)運動といって80歳までに20本の歯を残しましょうといっています
元々歯は28本ありますが
先進国のスウェーデンでは80歳で残っている歯が19,5本、日本は12本だそうです
そして1年間の受診回数は
日本人は歯の先進国に比べて3倍も通っているようです
歯医者さんにたくさん通っているけど
将来残っている歯が半分以下というのが現状のようです
ではなぜそのようなことに
なっているかというと一般的に虫歯になると歯を削り・つめて・かぶせるという流れのようですが、また虫歯になるとさらに削って・詰めて・かぶせるを繰り返すのでいずれ限界にきて、最終的に歯がなくなるそうです
これには医療制度にも問題があって
治療にしか保険がきかないためで、痛くなってから行く患者さん、保険がきく範囲での治療をする歯医者さんの関係性になっているそうです
ですが将来歯を残すためには
治療ではなく科学的にも立証され様々な病気の原因になっている虫歯菌と歯周病にならないための予防が大切で定期的なメンテナンスが重要とのことです
そして私がもっとも衝撃をうけたのがこれです
↓
保険診療で最も多く使われているそうで
金銀パラジウム合金といって最後にかぶせる銀歯ですね
私も口の中をのぞくと
これが上下左右にいくつもあります(苦笑)
実はこのパラジウムは
日本でしか使われていなくて、世界中で研究や論文発表もないため、得体のしれない物だそうです。
だから歯医者さんは自分の歯は
保険のきかないかぶせ物に変えるそうです(笑)
ネット検索すると色々言われていますね。。。(パラジウムのことが)
自分には入れないけど
患者さんには入れているというのは正直ビックリです。。。
保険での治療は重症化は防げますが
”質”と”歯の将来”と”健康”を考えるとまずは虫歯と歯周病を少しでも防ぐことが大切のようです
その為には予防を重要と考えている
歯医者さんに行きメンテナンスで定期的にチェックしてもらい、磨けてないところを知ることが大切です
治療で食い止めることはできても
健康になることはないことを改めて再確認できました
余談な話ですが
医療の保険制度はとてもすばらしいシステムですが、高騰している現状を考えると高度な医療を必要な場合や高額になるケースを除いて保険を使える範囲の線引きは必要なのかもしれないですね
そうすることで
病気を作るのも健康を保つのも自分次第ですから、日頃の健康管理に対する意識が高まるのではないかと思います